JAXA、ジオスペース探査衛星「ERG」の打ち上げを2016年度に先送り

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ジオスペース探査衛星「ERG」
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ジオスペース探査衛星「ERG」の打ち上げを2016年度に延期する。

JAXAが政府の「宇宙科学・探査プロジェクトの検討状況」で公表した。

地球近傍の宇宙空間であるジオスペースには、メガエレクトロンボルトを越える高エネルギーの粒子が多量に捕捉されている放射線帯が存在する。ERGは、この放射線帯に存在する太陽風の擾乱に起因する宇宙嵐に伴なって、生成と消失を繰り返している高エネルギー電子がどのようにして生まれてくるのか、宇宙嵐はどのように発達するのかを明らかにする。

当初予定では2015年にイプシロンロケットで打ち上げる予定だった。しかし、ERG開発の過程で、挑戦的ミッションのために事前に予見し得なかった技術的課題を解決するなどのため、2016年度の打ち上げに計画を再設定する。また、これに伴なうコスト増が必要となるため、JAXA内で精査を進めている。

また、ミッション達成が太陽活動の強弱に連動することから、宇宙理学委員会でミッションインパクトについての再確認を行なった。この結果、衛星投入軌道の遠地点高度を上昇することで、2016年度打ち上げでもフルサクセスの達成が可能であるとの見込みを得たとしている。
《レスポンス編集部》

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