新潟原動機、舶用中速ディーゼルエンジン28AHXシリーズの高出力タイプを開発

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新潟発動機、中速ディーゼルエンジン28AHXシリーズの高出力タイプ「V28AHX」を開発
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新潟原動機は、主力商品である中速ディーゼルエンジン28AHXシリーズの高出力タイプとして出力4140~6660kWの「V28AHX」を開発した。

新開発エンジンは、列型で達成した機関性能を、V型に展開する。このため、船舶主機関用に加え、大型電気推進用の主発電機関や、陸上用発電機関としても活用できる。

2015年に納入を開始し、5年後の2019年に年間約50台の販売を目指す。

このエンジンは、高性能・軽量・コンパクト化により舶用主機関として多数の納入実績を持つ列型28AHXと同様に、IMOのNOx2次規制を達成し、同クラス機関での世界最高燃費を達成した。また、従来の同クラス機関に比べ15%軽量化した。

新型V型エンジンの開発により、同社の28AHXシリーズは、クラス最高の省燃費性能機関の商品ラインナップを単機出力6660kWまで拡充した。加えてシリンダ数の選択幅が広がったため、内部部品の互換性を持ちながらシリンダ数を変えることで、各種要求出力に幅広く対応することが可能となる。

このため、従来機種の主な搭載対象であるタグボートに加え、大型オフショア支援船などの主機関や、電気推進主機、陸上発電機関用にも28AHXを活用することができる。

同社では、9月9日~12日にドイツで開催される舶用機器展示会「SMM2014」に新開発エンジンの模型を展示する。

《レスポンス編集部》

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