福井鉄道は9月6日、ドイツ製イベント用車両「レトラム」の秋季運行を開始した。
「レトラム」は1965年に製造された、西ドイツ(当時)・シュトゥットガルト市電のGT-4形。1990年に土佐電気鉄道が譲り受け、735形として同年8月8日から運行を開始した。10年ほど運行された後は長らく保管されていたが、福井鉄道が利用促進策の一環として735形を購入。今年4月12日から運行を開始した。
当初の計画では、春季運行として4月12日から6月29日までの土曜・休日に運行。7~8月は運行せず秋季に再び運行するものとしていた。しかし、車両の不具合が見つかったことから、福井鉄道は当初の予定より2週間ほど早い6月14日に春季運行を終了。修理を行って秋季運行に望んだ。
秋季運行は9月6日から11月30日までの土曜・休日を予定。運行区間は赤十字前~福井駅前~田原町間で、赤十字前発10時43分・12時53分・14時33分の3本と田原町発11時13分・13時30分・15時10分の3本を運行する。