ペナン州自警団員156人、逮捕の警察に州政府は反発

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ペナン州志願パトロール団(PPS)の取り扱いを巡り同州政府と対立していた警察は8月31日、ムルデカ・デーのパレードに参加した156人を逮捕した。

翌8月1日には全員釈放されたが、ペナン州側は与党連合・国民戦線(BN)が掌握する連邦政府による政治的な弾圧だと反発している。

PPSは2011年、華人系野党・民主行動党(DAP)が政権を握るペナン州政府によって治安パトロールや交通整理、災害時のボランティア活動などを目的に設立され、団員は華人を中心に9,000人以上を擁する。

内務省は、PPSが団体登録局(ROS)に登録されていないことを理由に活動を止めるよう指示。活動を継続した場合には法律違反とみなして実力行使に訴えると警告していた。これに対し同州のリム・グアンエン州首相はPPSが州政府に公認された団体だとして、警察の警告を無視して活動を継続する意向を示していた。
団員逮捕に踏み切ったカリド・アブ・バカル警察長官は、残った9千人あまりの団員も活動を継続すれば摘発すると警告した。逮捕者の中には犯罪歴がある者が11人いたという。
伊藤 祐介