古野電気、全周型カラースキャニングソナーを開発…国内外の漁船など向け

船舶 企業動向
古野電気、全周型カラースキャニングソナー「FSV-25」を開発
  • 古野電気、全周型カラースキャニングソナー「FSV-25」を開発
  • 古野電気、全周型カラースキャニングソナー「FSV-25」を開発
  • 古野電気、全周型カラースキャニングソナー「FSV-25」を開発

古野電気は、国内外の漁船、官公庁船に適した全周型カラースキャニングソナー「FSV-25」を開発し、日本国内で販売を開始した。

新ソナーは、低周波素子を新規に開発。信号処理能力や送信出力などを高めることで、探知距離が従来機種に比べて約1.3倍向上した。

新たに開発された雑音抑圧機能によって、海面や海底からの反射、プランクトン映像など魚群探知を妨げるエコーを極力排除し、魚群を鮮明に表示する。また、FM(周波数変調)パルス圧縮技術によって距離分解能を向上し、高速で遊泳するカツオやマグロなどの単体魚も鮮明に探知する。

船底から送受波器を突出させる上下装置の上昇・下降時間を業界トップクラスの1600mmストロークで16秒に速めたほか、任意位置で停止させる機能を採用した。ディスプレイに表示される「送受波器位置インジケータ」で送受波器の突出状況を確認しながら操作することで、漂流物への接触などによる海難事故を抑止する。

また、新たにダブル上下装置を開発し、周波数帯域の異なる全周型カラースキャニングソナー「FSV-85」と省スペースで2周波装備することができる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集