欧州補給機(ATV)5号機、「ジョルジュ・ルメートル」は、日本時間8月12日午後10時30分に国際宇宙ステーション(ISS)の「ズヴェズダ」にドッキングした。
ATV5号機は、7月30日にフランス領ギアナにあるクールー宇宙基地から、アリアン5ES ATVロケットを使用して打上げられた。「ジョルジュ・ルメートル」は、ISSのロシアのサービスモジュールであるズヴェズダ後方に無人でドッキングし、ISSに飲料水や推進薬、酸素、空気、窒素、食糧、長期滞在クルーへの支給品・衣服、実験ペイロードなどを運搬した。
ATV5号機は、再突入時、宇宙研究開発機構(JAXA)のi-Ballを含む3つの再突入データ収集装置が搭載される。将来、ISSを大気圏へ再突入させる飛行経路を計画するために、ミッションを終えたATV5号機は、過去のATVフライト時とは異なる飛行経路で大気圏へ再突入する予定となっている。