ベトナムトヨタは8月5日~7日、安全運転マインドとスキル向上を目的とした「トヨタ安全運転講習会」を、ハノイ郊外の自動車教習所内の敷地で実施した。
指導者はトヨタで33年にわたりテストドライバーとして活躍し、これまでに6万人以上に安全運転を指導してきた神野利夫氏。受講者はベトナムトヨタとベトナム警察の代表者8名で、この8名が新たな指導者となり、2016年を目途にベトナムでの安全運転インストラクターを増やしていく。12月には増員されたインストラクターによる講習会を開催する予定だ。
ベトナムではバイクが国民の足として定着。朝、夕のピーク時などには、道路がバイクで埋め尽くされるという交通事情の中、年間約1万1000人が交通事故で亡くなっているという。バイクとクルマが接触する事故も多数発生しており、トヨタでは、講習会を普及させていくことで、ベトナムの事故削減に貢献したい考えだ。