ヤマト運輸、青森産農林水産品の新配送システムを構築…翌日午前到着地域を10倍に

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ヤマト運輸、「青森県総合輸送プラットホーム」を構築
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  • ヤマト運輸(イメージ)

青森県とヤマト運輸は、青森県ロジスティクス戦略に基づき、県産農林水産品の国内外への流通拡大を物流面で支援する「青森県総合輸送プラットホーム」を構築すると発表した。

青森県産の農林水産品を対象に、県内の生産者・事業者のニーズを捉え、鮮度・品質を維持し、日々出荷可能である恒常的な輸送プラットホームを、ヤマト運輸が事務局となって構築する。

また、関東や西日本の大消費地、東アジア・東南アジア地域など、想定する消費地へのプロモーションを青森県が実施する。これにより、農林水産品の国内・海外への流通拡大を支援する。

ヤマト運輸は、通常の宅急便の幹線輸送とは別に、新たな幹線輸送を構築する。陸送で「青森~仙台幹線」の新たな幹線輸送ダイヤを設ける。

仙台から首都圏(関東・東京)へは新たな陸送での幹線輸送ダイヤを設定し、中部や西日本(関西・四国・中国・九州)に向けては、仙台空港から大阪の伊丹空港までの航空輸送ネットワークを利用する。

これら輸送のスピードアップで、青森県から翌日午前中に配達できる国内エリアを7.5%から84.7%と、10倍以上に拡大する。

輸送リードタイムの短縮や保冷(冷蔵・冷凍)輸送により、青森県の農林水産品を、より新鮮な状態で国内外への配送を目指す。海外配送は、沖縄国際物流ハブなどのネットワークを活用。これまで海外への販路を持っていなかった生産者に対しては、販売チャネルの提案や商談会などを通じて、販路拡大の支援をする。今後、輸出入の手続き、書類作成の支援なども段階的に行なう。

《レスポンス編集部》

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