マレーシア自動車協会(MAA)は22日、2015年までに新排ガス基準(ユーロ4)を導入すると発表したと、ザ・サンが報じた。
上半期の市場報告を発表したアイシャ・アハマド会長は、排ガス基準が自動車産業における最大の懸念材料となっているとして、環境局と協議を行うと明らかにした。政府はこれ以上ユーロ4導入を遅らせるべきではないとの見解を示し、また、新たな燃料基準も導入すると明らかにした。
先ごろムスタパ・モハメド通産相は、石油企業がユーロ4の導入の延期を求めているとも明らかにしている。
自動車輸入許可証(AP)の廃止について、アイシャ会長は、政府はコンサルタントとともに調査を行っているとし、政府の判断に任せるとの見解を示した。
MAAによると、2014年上半期(1-6月)の自動車販売台数は33万3142台となり、前年同期比6.3%の増加となった。1月は年末を控えた前月の値下げ競争の影響を受けて前年同月比マイナスとなったが、2月以降はいずれの月も前年同月を上回った。