ここ数年にわたって常に悩まされてきたつり銭不足を解消するため、ハイデラバードの酒類販売業者が市内の酒類販売店で使用可能な独自の紙幣を発行したとエコノミックタイムスが報じた。
つり銭用の小銭は毎日決められた分だけ銀行で入手することができるが、それでは到底足りず、彼らは地元の小売販売店から100ルピーあたり20%近くを上乗せして小銭を購入していた。
しかも酒類以外のものを売る店では小銭代わりの飴などを渡して対応しているが、酒類販売店ではそれが許されていない。
そこで複数の販売店が集まって協議した結果、共通で使用できる小銭代わりの紙幣を発行することになった。
これによって各店では一日に1000ルピー以上の小銭の節約が可能になったという。
現在ハイデラバードとセクンデラバードには合わせて200店舗以上の酒類販売店があり、このシステムに参加しているのは1/4程度となっている。
しかし今後はさらにこの紙幣が使用できる範囲は広がっていくと見られている。