人が乗るクルマを洋弓銃で狙撃した男を緊急逮捕

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北海道札幌市南区内の商業施設駐車場で、駐車中のクルマに対して洋弓銃(ボウガン)を発射したとして、北海道警は26日、同区内に在住する26歳の男を器物損壊容疑で緊急逮捕した。男が発射した矢はクルマに命中したが、乗っていた女性2人にケガはなかった。

北海道警・札幌南署によると、器物損壊容疑で逮捕された26歳の男は26日の午前1時ごろ、札幌市南区藤野付近にある商業施設の駐車場にクルマで入り、道を挟んで約30m離れた隣の駐車場に停車していた20歳代の女性2人が乗る乗用車に対し、洋弓銃を用いて矢を発射。数本をバンパーなどに命中させ、クルマを損壊させた疑いがもたれている。

矢を放ったことが発覚したために男は駐車場からクルマで逃走したが、約7km離れた札幌市南区南39条西11丁目付近の国道230号を走行していた際にハンドル操作を誤って路外に逸脱。電柱に衝突する単独事故を起こして立ち往生。追跡してきた警官に発見され、器物損壊容疑で緊急逮捕された。

男が乗っていたクルマには約100本の矢が積まれており、聴取に対しては「むしゃくしゃしていた。ストレス発散のために撃った」などと供述しているようだ。周辺では民家に向かって矢が放たれるといった事件も発生しており、警察は男を厳しく追及するとともに、洋弓銃と矢に殺傷能力があるかどうかについて調べを進める方針だ。

《石田真一》

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