宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「能代スペースキャンプ」と「臼田スペースキャンプ」に参加する小中学生や高校生を募集している。能代ロケット実験場(秋田県)や臼田宇宙空間観測所(長野県)を舞台にそれぞれ2泊3日間、さまざまなプログラムを体験する。
中高生を対象とした「ホンモノ体験プログラム」。能代スペースキャンプは8月17日~19日、能代ロケット実験場で開催。科学衛星やロケットの研究開発に必要不可欠な地上燃焼試験の方法や仕組みについて解説があるほか、ロケット実験場の施設・設備見学、モデルロケットの製作・打ち上げ体験、「能代宇宙イベント」での大型モデルロケットの打ち上げ見学などが予定されている。
臼田スペースキャンプは8月22日~24日、日本の深宇宙探査に活躍する臼田宇宙空間観測所で開催。日本最大のパラボラアンテナの仕組みや宇宙空間との通信について講義を受け、実験に挑戦する。小惑星探査機「はやぶさ」や小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」などの深宇宙探査機の運用についての講義、臼田の自然を生かした星空観察なども予定されている。
プログラムは、いずれも2泊3日間。対象は、能代スペースキャンプが小学5年生~中学3年生、臼田スペースキャンプが中学1年生~高校3年生。応募資格は、全日程に参加でき、日本語での受講が可能なこと。定員は、各24人。参加費は、能代スペースキャンプが約35,000円、臼田スペースキャンプが約30,000円。募集期間は、7月11日まで。参加希望者は、必要事項を記入し、メールで申し込む。応募時に記載された「応募の動機」(400字以内)を重視し、選考する。