国土交通大臣は6月20日、札幌市が申請していた市営地下鉄と市電の上限運賃変更を認可した。運賃改定は10月1日に実施される。
運賃の変更は4月1日の消費税率引上げに伴うもの。改定率は市営地下鉄が2.635%(普通旅客運賃2.570%、定期旅客運賃2.861%)、市電が0.447%(普通旅客運賃0.163%、定期旅客運賃2.882%)になる。市営地下鉄は1区区間の普通旅客運賃、市電は普通旅客運賃について、現行のまま据え置く。
運賃改定が税率引き上げの半年後となることについて、交通局は「バスとの乗継割引を含め料金制度が複雑化しており、システム改修に時間を要するため」としている。