ジョホール州の埋立伴う開発、シンガポールが懸念

マレーシア・ジョホールとシンガポールを繋ぐ第2リンクの付近において、大規模な埋立工事を伴う人工島の開発などが進められており、シンガポール側から越境汚染に対する懸念の声が出ている。

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア・ジョホールとシンガポールを繋ぐ第2リンクの付近において、大規模な埋立工事を伴う人工島の開発などが進められており、シンガポール側から越境汚染に対する懸念の声が出ている。

シンガポール国内で懸念の声が強くなっていることから、リー・シェンロン首相がナジブ・ラザク首相に対して懸念を表明する書面を送付した。またアブドル・ワヒド・オマル首相府相も、最近行われた2国間協議で書面を受け取った。

懸念が出ている開発プロジェクトの名前は、「フォレスト・シティ」で、2,000ヘクタールの人工島を建造し、高級住宅開発を行う。中国系不動産デベロッパー、碧桂園控股有限公司(カントリー・ガーデン)とジョホール州の経済開発推進機関、クンプラン・プラサラナ・ラクヤット・ジョホール(KPRJ)が共同で実施する。また海洋土木のベナレック・ホールディングスも、タンジュン・ピアイにおいて1,400ヘクタールの埋立工事を伴う産業用の石油&ガス(O&G)の拠点開発を進めている。

広瀬やよい

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