日産自動車は6月23日、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2016(NGP2016)」の2013年度の活動実績を公表し、グローバル企業活動からのCO2排出量を2005年度比で15.4%削減(t‐CO2/台)したと発表した。
2012年度比では、グローバル生産台数が5.1%増加したにもかかわらず、CO2排出量は2.0%の削減。2013年度は、省エネルギー活動に加え、日本における特定規模電気事業者(PPS)としての電力調達や、メキシコのアグアスカリエンテス工場での風力由来の電力調達などの活動が、CO2排出量削減に貢献した。
日産は、2011年度に「NGP2016」の取り組みを開始。メキシコ生産工場での再生可能エネルギー使用量拡大、EVカー『リーフ』『e-NV200』の販売など、計画した活動を着実に推進している。
また日産は、CO2排出量削減目標の達成のために、グローバル企業活動において再生可能エネルギーを本格的に使用していく方針を掲げている。日本では、PPSを活用した再生可能エネルギーの調達量を現在の約5200MWhから、2016年度にはその4倍超にまで拡大。調達したクリーンな電力は、同社の事業所のほか、販売店への供給を増やしていく計画だ。