退職後の備え、マレーシア人は最も楽観的=アリアンツ

アリアンツが実施した調査によると、マレーシア人は退職後の備えに関して最も楽観的であることが明らかになった。

エマージング・マーケット 東南アジア

アリアンツが実施した調査によると、マレーシア人は退職後の備えに関して最も楽観的であることが明らかになった。

アリアンツは7カ国の30-45歳と60-75歳の2つの年齢グループの人々が退職後の生活への準備をどう進めているかなどに関して調査を行った。

30-45歳のマレーシア人の59%、60-75歳の62%が10年後の将来の見通しに自信を持っていることが明らかになった。30-45歳のマレーシア人の33%が退職後の生活などに関して懸念を示した。これは7カ国のうちで最も低い割合だった。マレーシア人回答者の多くが退職後も何らかの形で仕事をして収入を得たいと答えた。アリアンツによると、マレーシアの退職年齢は60歳と比較的低いが、ドイツでは段階的に67歳にまで退職年齢が引き上げられている。

対照的に、日本とフランスでは両方の年齢グループが悲観的な考えを示した。30-45歳の日本人回答者のうち前向きな回答をしたのは4%に留まった。
若者を中心としてマレーシア人回答者は退職後の準備に楽観的ではあるが、アリアンツは、従業員積立基金(EPF)や他の長期的な投資スキームのルールをよく知り、リスクが伴うことを知っておくべきだと指摘した。EPFの貯蓄額は退職後15年間の備えになると見込まれている。
(ザ・スター、6月19日)

千田真理子

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