ベルギー・ブリュッセル国際空港は6月13日、5月の旅客・貨物輸送実績を公表した。
航空旅客数は前年同月比16.2%増の199万7697人で、4月に続き、月間旅客数記録を14年ぶりに更新した。通過旅客数は同18.5%増。長距離と短距離、いずれの輸送も好調だった。短期間休暇における需要拡大が後押ししたとみられる。
貨物取扱量は前年同月比7.4%増の3万7752トンで、2013年10月以来の回復傾向が続いている。特にインテグレーターによる輸送、電子商取引、医薬品・生鮮品といった特殊貨物輸送の増加が目立っている。
航空機発着回数は同8.7%増の2万1361回。そのうち、旅客便は同9.9%増、貨物便は同4.7%増だった。ブリュッセル空港会社のファイスト最高経営責任者(CEO)「過去数カ月の好調な輸送実績は、旅客輸送と貨物輸送の間に存在する、重要な相乗効果を示している」と公式ウェブサイト上でコメントした。