オートモビル・アート連盟(AAF)の作品展が、東京・市ヶ谷の山脇ギャラリーで13日から始まった。会場にはクルマやオートバイ、航空機、鉄道といった「乗り物」の美麗なイラストや精緻な透視図、リアルな3DCGなどが並ぶ。
AAFは「乗り物」を題材にした作品を生み出すアーティストたちの団体。2012年に第1回の作品展を開催し、今年で3回目を迎えた。年々メンバーと作品バラエティは増え続け、今回は22人のメンバーが作品を展示している。
作品はさまざまな画材やソフトウェアを用いた絵画やイラストが中心だが、なかには切り絵の手法を用いたものやフルスクラッチで作り上げられた精密なミニチュアモデル、楽しげなジオラマなどもある。今回は以前と比べ、航空機関連の作品が増えた印象だ。
普段は雑誌のぺージや書籍の表紙、プラモデルや玩具のパッケージなど縮小された印刷物でしか目にできないイラスト原画を、本物のサイズでじっくり鑑賞できる機会でもある。
また展示物の作者が日替わりで会場に滞在しているので、来場者が気軽に話しかけられるというのも魅力。この展覧会は6月24日まで、開場時間は11~18時。ただし日曜と祝日は休館となる。入場無料。