ロンドン・ヒースロー空港は6月11日、5月の輸送実績を公表した。
航空旅客数は前年同月比2.2%増の623万6700人で、5月の最多記録を更新した。方面別でみると、中国が同13.5%増を記録したほか、ナイジェリアが同7.6%増、インドが同2.7%増となっている。
航空機発着回数は前年同月比1.9%増の4万1211回、1便あたりの平均提供座席数は同0.1%減の202.6席、ロードファクターは同0.4%増の75.1%、平均旅客数は同0.3%増の152.1人。
航空貨物量は前年同月比6.9%増の12万5982トン。メキシコ方面が同54%増、中国方面が同38%増、ブラジル方面が同21%増と、新興市場で顕著な伸び率を記録した。
5月のトピックとして、滑走路新設に関する提案書(修正案)の提出が挙げられる。提案書では英国全域と急激に成長する国際マーケットを結びつけられるのはヒースローだけとし、貨物処理量倍増の公約を掲げている。