【メルセデスベンツ GLA 発表】日本に合わせた仕様で、キャラクターと実用性両立

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メルセデスベンツ・GLA
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メルセデス・ベンツ日本が導入を開始した、コンパクトSUV『GLAクラス』は、本国にはない独自の仕様が設定された。

日本へは「GLA180」、「GLA250 4MATIC」、「GLA 45 AMG 4MATIC」の3種類を導入、180と250にはそれぞれ、標準車とSports、Off-Roadが設定される。

「日本での設定車種のうち、本国ではGLA180の設定はなかった」と話すのは、同社企画・マーケティング部商品企画3課の中山怜さん。GLAはSUVを想定したモデルであることから、四輪駆動がメインで販売されており、FFのGLA180は販売されていないのだ。

しかし、「コンパクトなSUVタイプのデザインを重視して購入するユーザーに向けて、手頃な価格のモデルを日本では出したいと思い、GLA180をリクエストした」と述べる。

中山さんは、「オフロードも走るユーザーにとっては四輪駆動が欲しいと思う一方、日常使いのみで、オンロードだけしか走らないのだが、このデザインが好きという方は絶対にいる。そういった方に向けて、344万円で導入した」と説明。

また、日本からの要望として、3種類のサスペンション(標準、Sports、Off-Road)設定のうち、特にOff-Roadを強く依頼したという。Off-Roadは、標準車に比べて車高が約3cm高くなることから、「SUVのキャラクターを強調するものとしてぜひ欲しいと思った。もともとは限られた国のみに導入が決まっていたが、日本にもGLA180、GLA250両方を設定したいと要望した」と中山さん。

「特にGLA250の場合は、グランドクリアランスを取ることが可能なので、オフロード性能をより高め、アイポイントが高くなり、運転しやすくするという実用的な面もあった」と話す。

これら日本向けに導入された仕様以外にも、「メルセデス・ベンツ日本として、日本では立体駐車場が非常にメジャーなので、絶対に高さと幅は(立体駐車場に入るよう)守ってほしいと要望し、開発をしてもらった」と言うとおり、当初の企画段階から日本市場は重要視されているようだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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