大型バイクが趣味の乗り物として定着した現在、その保管場所に困っている人も少なくないだろう。何しろバイクは露天では傷みが早い。ボディカバーをかけていても、湿気などでサビたり、高温のマフラーでカバーを溶かしてしまったりと不自由も多いし、いたずらや盗難の危険もある。レンタルスペースを利用するのも一つの手だが、バイクを置ける敷地があるなら、バイク専用のガレージを置いてしまうのもいい。ガレージングEXPOにうってつけのガレージがあった。
静岡のダイナオガレージファクトリーは据置き型のバイクガレージ、D-styleガレージを販売している。鉄骨で構造を作り、床には構造用合板を敷くことで1平方メートルあたり300kgの耐荷重を確保していると言う。外壁はガルバリウム鋼板で、大型バイク1台用サイズが価格は45万円からと、手ごろ。
すべて受注生産だがイージオーダーで外壁のカラーや窓の有無などオーナーの好みや使い方で仕様を選べる。展示していたバイク2台、あるいは整備スペースになる広さのタイプは120万円からだとか。もちろんクルマも入る大型サイズもオーダー可能だ。
ダイナオガレージファクトリー代表の大石博和氏は、自身もハーレーに乗るバイク好き。本業の建築業を活かしてバイク乗りのオーナーたちと喜びを共有したくて、この事業を始めたと言う。
バイク好きだからこそ作れた、バイク専用の手ごろなガレージは、全国で購入者が増えているそうだ。