ジョホール州スルタン、イブラヒム・イスマイル殿下は、連邦政府の決定で外国人が購入できる不動産の下限額が50万リンギから100万リンギに引き上げられたことに言及。同州ではこれを適用すべきでないと述べた。
イブラヒム殿下は、「州政のことは州民が決める」との原則をタテに、ジョホール州では独自の判断で行うべきと強調。コンドミニアムの場合は50万リンギを維持すべきだとし、土地付き不動産の場合には逆に200万リンギに引き上げるべきだと主張した。イブラヒム殿下は不動産投資規制に対して「外国投資家が懸念している」と指摘、「(ジョホール州は)投資家がどこの国籍であっても歓迎する」と述べた。
さらにイブラヒム殿下は、ペトロナスが進めているペンゲランの石油化学ターミナル開発事業について、州内の建設業者に工事が発注されていないことに不満を表明した。