MH370便失踪、英通信衛星のデータを公開…目新しい情報は?

マレーシア航空(MAS)MH370便が3月8日未明に消息を絶った事件に関して、民間航空局(DCA)は27日、通信衛星の英インマルサットの人工衛星が当時観測したデータを公開した。ザ・スターが報じた。

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マレーシア航空(MAS)MH370便が3月8日未明に消息を絶った事件に関して、民間航空局(DCA)は27日、通信衛星の英インマルサットの人工衛星が当時観測したデータを公開した。ザ・スターが報じた。

公開されたデータは47ページにわたってまとめられており、MH370機が離陸した3月8日午前0時41分から、同機が最後に応答した同日午前8時19時分までの通信記録が記載されている。しかし目新しい情報は含まれていなかった。

乗客の親類らは今月上旬に、専門家に分析を依頼するため当時の観測データの公表を要求しており、それに応えるためDCAが発表した。

乗客の親族らは、データをもとに世界的な専門家に幅広い分析を依頼し、捜査エリアの特定につながることを期待すると表明。一方で、親族が求めていたMH370便の過去の飛行記録などが含まれていなかったことへの不満や、マレーシア政府がまだ何かの情報を隠し持っているなどの声も出た。また「公開されたデータが専門的なものであり、真実なのか偽りなのかわからない。親族にとり何の助けにもならない」との声も上がった。

広瀬やよい

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