ダイハツ工業は5月28日、マレーシアに新たなエンジン生産工場を建設すると発表した。
新工場は、ダイハツおよび、同社、三井物産、マレーシア現地投資会社が出資する現地持株会社が共同で設立する新会社が運営する。
新会社の資本金は1億6500万マレーシアリンギット(約50億円)で、設備投資額は約150億円。新工場は2016年年央から稼働する予定で、生産能力は年間14万基。
ダイハツは海外事業の重要拠点であるマレーシアにおいて、国際競争の激化をにらんで現地事業の構造改革に取り組んでいる。2014年年央にはプロドゥアの車両生産新会社による新工場の操業開始を予定しているが、車両だけでなく、オートマチックトランスミッション、エンジンを含め、ダイハツグループ全体で構造改革を強力に推進し、国際競争力向上のスピードアップを図る。