ロンドン・ヒースロー空港は5月22日、持続可能な空港を目指す環境ビジョン「レスポンシブル・ヒースロー2020」の達成に向けた、昨年に実施した取り組みの詳細を公表し、順調に前進していると明かした。
昨年の主な出来事として、環境にやさしい日干しレンガ小屋を周辺地域の学校に設置する事業の開始、再生可能エネルギーの本格導入によって持続可能な建築物の評価基準・英BREEAM認証を取得した新ターミナル2の完成、各航空会社と協力した騒音対策「フライクワイアット・プログラム」の開始などが挙がった。
「レスポンシブル・ヒースロー2020」は、空港サービスの向上と安全対策の実施、大気汚染・気候変動・航空機騒音などの環境対策の実行、英国経済発展の支援と周辺地域への投資といった三大目標の達成を掲げている。