東大・松永助教らの研究グループ、フレア領域に存在する恒星を発見

宇宙 科学

今回発見した5つのセファイド変光星(左側)とこれまでに知られていた同種の天体の位置を比較した概念図 (出典:R. M. Catchpole (IoA Cambridge) and NASA/JPL-Caltech.)
  • 今回発見した5つのセファイド変光星(左側)とこれまでに知られていた同種の天体の位置を比較した概念図 (出典:R. M. Catchpole (IoA Cambridge) and NASA/JPL-Caltech.)
  • 発見したセファイド変光星のひとつ。IRSF望遠鏡で得た赤外線画像(左、距離の測定に利用)とSALT望遠鏡で得たスペクトル(出典:Feast, Menzies, Matsunaga & Whitelock)
東京大学の松永典之助教と南アフリカ・ケープタウン大学のマイケル・フィースト名誉教授らの研究チームは、フレア領域に存在している恒星を世界で初めて発見した。

発見した5つの恒星は、セファイド変光星という種類の天体で、宇宙の中で距離を測定するために用いられる「宇宙の灯台」とも呼ばれるもの。

これらの天体は、いて座、へびつかい座の方向に太陽系から6-10万光年の距離に位置している。ともに天の川と呼ばれる円盤状の領域からは3千光年以上離れており、これまでに知られていたセファイド変光星が高さ1千光年以内の円盤領域に集中している点で大きく異なる。

天の川がふくれ上がる様子(フレア)は、銀河系外側の暗黒物質の分布によって決まると考えられており、今後これらの天体や同じような場所にある恒星を詳しく調べることで、直接観測することが不可能な暗黒物質の分布に迫ることができると期待されるという。
《レスポンス編集部》

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