「ポカリスエット」を製造・販売する大塚製薬は、5月15日から始動する民間企業初の月面到達プロジェクト「ルナ・ドリーム・カプセル・プロジェクト」に参画すると発表した。
プロジェクトは「国家プロジェクトレベルでないと実現できなかった宇宙飛行を自由に民間の手で、そして月へ」との夢を身近に感じてほしいとの想いから実施するもの。
世界屈指の技術力を集約した民間企業とともに、「ポカリスエット」が地上約38万kmの月面へ挑む。
月面に届けるタイムカプセル「ルナ・ドリーム・カプセル」には、人類にとって大切な「水」の象徴として、また「夢はいつも身近にある」ということを伝えるシンボルとして、「ポカリスエット」 (粉末)が収められる。
この「ドリームカプセル」は、「ポカリスエット」の缶を象った総重量1000gのチタン製。日中110度、夜間マイナス170度にもなる月面の過酷な環境下、年月を経ても耐えうるように、このプロジェクトのために開発した。
ドリームカプセルには、プロジェクトサイトへ投稿されたものや、国内外の小学校などを訪問して集めた子ども達の夢のメッセージを収納する。
プロジェクトでは2015年10月、米国フロリダで打ち上げる予定。
大塚製薬では、宇宙分野に早くから取り組んできた。2001年には国際宇宙ステーション内で初の「宇宙CM」を撮影した。今回の「ルナ・プロジェクト」が成功すれば、「ポカリスエット」は史上初めての月面到達飲料となる。