カタール航空は5月13日、ドーハ本社のグループ・エマージェンシー・コントロール・センター(GECC)で緊急事態への対応訓練を実施した。
年1回行われる訓練の目的は、迅速な対応の実践と準備態勢の継続的な強化。離陸直後の航空機に緊急事態が発生したという設定で、リアリティを持たせるべく、関係者の大部分に訓練計画の内容を知らせず、架空のニュースを製作・放映した。
GECCは衛星通信ツール、飛行中の航空機との連絡に用いるプラットフォーム、世界中のニュースチャンネルを表示するTVスクリーンなど最新鋭の設備を備えているほか、メディア向けに情報を発信する施設も併設している。
アクバ・アル・バクル最高経営責任者(CEO)は「最新鋭の訓練と最高水準の安全精神を養うことは航空会社のリーダーとしての責務だ」とコメントし、約3時間行われた訓練の意義を強調した。