日本精工が発表した2014年3月期連結決算は、経常利益が前年同期比120.3%増の668億円と過去最高となった。
売上高は同19.0%増の8717億円と過去最高だった。自動車事業が過去最高の業績となったのに加え、産業機械事業も回復したため。
収益では、増収や外部調達コストの削減、為替差益の効果で、営業利益は同110.3%増の680億円と大幅増益だった。純利益は同98.0%増の312億円だった。
今期の通期業績見通しは、自動車事業で国内向けが消費増税の影響もあって低調に推移する見通し。ただ、産業機械事業は引き続き回復が見込まれ、米国、中国の自動車事業の伸びを予想。売上高は同4.4%増の9100億円、営業利益が同10.3%増の750億円、経常利益が同7.8%増の720億円、純利益が同60.3%増の500億円を予想する。