日立造船による大船渡市魚市場向けスラリーアイスプラントが完成

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日立造船は、岩手県大船渡市の大船渡市新魚市場向けに建設していたスラリーアイスプラントが完成したと発表した。

大船渡市魚市場は、大船渡市をはじめ、岩手県沿岸南部の漁業者の水揚げ基地の役割を担ってきた。施設自体が老朽化し、衛生管理が重視される以前に設計したことから、高度衛生管理に対応した三陸地域の水産流通拠点としての新魚市場の建設が進められていた。

建設途中に発生した東日本大震災による津波の被害を乗り越え、今回、同地域の水産業の復旧・復興のシンボルとして、高度衛生管理型魚市場が完成し、供用が開始された。

日立造船が大船渡市新魚市場向けに納めた製氷能力1日約42トンのスラリーアイスプラントは、魚体に優しく、鮮度維持に適切な温度と塩分濃度の海水シャーベット氷であるスラリーアイスを製氷することができ、水道同様に配管を通してスラリーアイスを放出できるため、高度な衛生管理に対応できる。長距離無人搬送も可能。

大船渡市では、このプラント導入によって、同地域での水産物の鮮度保持能力向上や、水揚げ量の増加を見込んでおり、スラリーアイスによる大船渡産水産物のブランド化などの効果が期待されている。

日立造船は、事業ドメインの1つに「社会インフラ整備と防災」を掲げており、安全・安心な社会の実現につながる防災に関する事業を積極的に展開している。昨年度には米袋の放射線検査装置「アスカHTX-100」を、福島県県南地方と相馬地方に30台以上納入しているほか、がれき処理の仮設焼却炉を宮城県内に6基納めるなど、被災地域の復興支援に取り組んでいる。

今後も、これら製品や技術開発を通じ、安全・安心な社会の実現に貢献していくとしている。
《レスポンス編集部》

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