UDトラックスは、他社に先駆けて2002年から開始した生産ラインでのキャブ塗装実施台数が3万台に達したことを明らかにした。全生産台数に割合は3割弱になるとしている。
UDトラックスの酒巻孝光パワートレインプロダクション バイスプレジデントは「通常はボディを架装して販売店に出荷した後に、色を塗って納車していた。そうすると部品の脱着をしなければならないとか、マスキングをかなり手間をかけてやらなくてはいけないとか、内側の塗装ができないなど、色々な問題があった」と明かす。
そこで「私どもはお客様の要望を事前に聞いて、車両組み立て工場の塗装ラインで塗り分ける」ことにした。「電着塗装も含めてやる。裏まで全部、塗装がいきわたって非常に高い品質の塗装ができる。お客様には非常に好評で、ひとつのセールスポイントになっている」という。
また「1台から請け負っていて、全く新しい色でも我々が調合してつくり、スペアパーツでも塗り分けるように色コードをきちんと管理して対応している。トータルで3000色くらいある。デザインの種類は1900。生産実績は3万台を工場でカスタムペイントしてお客様にお届けをしている」と述べた。