ミスミグループ本社、三枝CEOがCEO職を返上…後任は大野社長

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ミスミグループ本社は、大野龍隆社長が社長CEO(最高経営責任者)に就任する人事を内定したと発表した。

6月13日開催予定の定時株主総会とその後の取締役会で正式に決定する。

三枝匡会長CEOは代表権とCEOを返上、取締役・取締役会議長・戦略相談役となる。

2002年に三枝社長CEO就任以来、企業改革に取り組み、売上高はこの12年間で3.3倍、営業利益が3.7倍と急成長した。

2004年には東証2部上場の駿河精機を買収、商社専業40年の歴史を終えミスミをメーカー化させるなど業態転換を図るとともに、「戦略志向のユニークな国際企業」を目指し、2002年から国際展開を本格化し、海外売上高比率は2001年度の8.6%から2013年度には45%まで拡大してきた。

業績は売上高、営業利益ともに過去最高の更新が続き、今後の事業展開の方向性が見えてきたことに加え、次世代経営陣の体制も整ってきたことから、三枝会長CEOは、CEO交代の節目と判断、退任を決意した。

新しいCEOとなる大野氏は、駿河精機の社長としてミスミの「ものつくり」を改革、サプライチェーンのスピード向上を図りグローバル成長を支えてきた。同社グループは新経営陣の下で、ミスミ独自ブランド商品の世界展開に向けた「ミスミQCTモデル」の抜本強化、既存事業とのシナジーを活かした新事業モデルの開発などを積極的に展開していく。

《レスポンス編集部》

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