アンワル氏、PKR党首選に不出馬の意向 ワン・アジザ党首留任へ

野党連合・人民同盟(PR)所属政党、人民正義党(PKR)のアンワル・イブラヒム顧問(元副首相)は、次期党首選出馬を取り下げる意向を党執行部に伝えていたことが分かった。

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野党連合・人民同盟(PR)所属政党、人民正義党(PKR)のアンワル・イブラヒム顧問(元副首相)は、次期党首選出馬を取り下げる意向を党執行部に伝えていたことが分かった。

ジョハリ・アブドル役員選挙責任者が明らかにした。

アンワル氏の不出馬により、妻である現党首のワン・アジザ氏が代わりに出馬し無投票で再選される見通し。党首選挙はすでに地区レベルの候補者推薦が終わっており、4月19日に行われる予定だった。

アンワル氏は3月7日、二度目の同性愛事件の控訴審判決で有罪を宣告され、異議申し立ての準備を行っていたが、民主行動党(DAP)の故・カーパル・シン前党首が率いる弁護団は裁判に集中すべきとアンワル氏に助言していたという。カーパル氏は17日に交通事故で急死した。

ジョハリ氏は、「我々は有罪判決を受けたアンワル氏が党首選に出馬することによって、政府や団体登録局(ROS)にPKRを非公認とするための口実を与えたくないと考えており、アンワル氏は党首選への出馬を取り下げる意向をだった」と指摘。また党首以外のポストについてもアンワル氏が望んでいなかったと述べた。

伊藤 祐介

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