女性ライダー「仕事のストレス発散になる」...バイク王バイクライフ研究所実態調査

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バイクに乗った後の、気持ちや体調の変化(女性ライダー実態調査結果)女性ライダー400人・20代以下57人、30代159人、40代142人、50代以上42人からの回答
  • バイクに乗った後の、気持ちや体調の変化(女性ライダー実態調査結果)女性ライダー400人・20代以下57人、30代159人、40代142人、50代以上42人からの回答
  • バイクに乗り始めたきかっけ(女性ライダー実態調査結果)女性ライダー400人・20代以下57人、30代159人、40代142人、50代以上42人からの回答
  • バイクの利用シーン(女性ライダー実態調査結果)女性ライダー400人・20代以下57人、30代159人、40代142人、50代以上42人からの回答

女性ライダーの実態に迫る調査を、バイク王バイクライフ研究所が発表した。全国400人の女性ライダーを対象に利用状況のアンケートを実施。「女性ライダー実態調査」レポートで、その一端を切り出した。排気量51cc以上のバイクを所有する18歳以上の女性ライダーを対象にした。

バイクに乗った後の気持ちや体調の変化について、約半数の49.3パーセントが「仕事などのストレスの発散になる」と答えた。この傾向は、比較的若い世代で多い。20代以下では57人中31人、30代では159人中80人が同意し、40代では142人中69人と、若干ポイントが下がった。

この項目では次いで、「幸せな気持ち、充実した気持ちになる」(42.0%)「スポーツをした後のような爽快感がある」(39.8%)と回答しているが、中には「女性としての魅力が上がったように感じる」(10.8%)「体調調子がよくなる」(4.8%)、「スタイルがよくなった」(4.0%)という視点もあった。

また、女性ライダーの約4割がバイクに乗り始めるきっかけを「バイクへの憧れがあった」と回答している。「彼氏(夫)の影響」(25.8%)や「友人の影響」(20.3%)「父(または母)の影響」(14.5%)「兄弟、姉妹の影響」(11.8%)など、人間関係を理由としてあげる人も多かった。

バイクに乗るきっかけでは、「特定のバイクにひとめぼれしたから」という人が、11.3パーセントいた。女性ライダーの購入傾向として多くのバイクショップでは聞くのは、女性はこれというバイクを決めてやってくるとエピソードだが、この調査でも同様の傾向があることがわかる。

バイクの利用状況では、世代によってその使い方が分かれる。全体では「ツーリング」(5738%)や「買い物」(56.3%)が1位と2位を占めるが、20代以下の女性では「旅行」「ツーリング」で利用する割合が高く、50代以上では「買い物」を目的とすることが多かった。

バイクのよさを聞く項目では、「風を感じられるところ」(60.3%)や「季節を感じがれるところ」(46.8%)を支持する割合が高く、「クルマより小回りがきくところ」(44.5%)や「街乗りに便利なところ」(33.3%)など実用的な理由を引き離した。

女性が感じるバイクの魅力について、実態調査に携わった研究所の平見真理子さん(26)は、こう分析する。

「男性の乗り物というイメージが強いバイクを、女性がかっこよく乗りこなすことで、さらに女性の魅力は増していくと感じられるのではないでしょうか」

この調査は、全国の女性ライダー400人(20代以下57人、30代159人、40代142人、50代以上42人)に対して、複数回答を求めた。

《中島みなみ》

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