川崎重工業は、同社が開発した鉄道車両新型台車「efWING」が、日刊工業新聞社主催の第43回日本産業技術大賞の「文部科学大臣賞」を受賞した。日本産業技術大賞は、日本の産業社会の発展に貢献した技術開発成果を毎年選定し、開発・実用化した企業・グループを表彰するもの。「efWING」は、従来の鋼製であった台車フレームの一部に、高い強度と軽さを併せ持つCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用するとともに、サスペンションの役割を通常のコイルバネではなく、弓型のCFRPバネに持たせることで、2つの機能を1つに集約した。これにより、台車の大幅な軽量化が図られ、エネルギーコストの削減を図る。また、高いサスペンション機能により、各車輪がレールに与える力が安定し、輪重抜けを半減、脱線に対する安全性能向上を図った。また、「efWING」は、感性工学に基づきトータルコーディネイトしたデザインを採用、人々に「見る楽しみ」「乗る楽しみ」を与える。今回の受賞は、「efWING」の特長や、技術力が高く評価された。同社では、今回の受賞を機に、今後、より一層の拡販を目指し、地球環境に配慮したものづくりを追求するとしている。
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