東海ゴム工業は4月8日、持分法適用会社の韓国・大興R&T(DRT)に対する出資比率引き上げについて、両社間で協議に入ったことを発表した。DRTへの出資比率を現行の20%から30%に高めることで、韓国での自動車用防振ゴム事業の基盤強化を図る。
DRTは、同社が2000年末より技術供与をしてきた韓国の自動車用防振ゴム製造・販売会社、大興工業に資本参加する形で2002年に設立。同社グループ唯一の韓国拠点で、主に現地自動車メーカーに製品を供給している。
東海ゴムグループは、2013年に欧州企業2社を買収し子会社化したことにより世界24か国に拠点網を拡大。DRTへの出資比率を引き上げることで、欧米やアジアに市場展開する韓国自動車メーカーへの供給体制の強化を図る。