名村造船所、3万4000トン型ばら積み運搬船「DAIWAN ACE」を引き渡し

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名村造船所、3万4000トン型ばら積み運搬船「DAIWAN ACE」を引き渡し
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名村造船所は、伊万里事業所(佐賀県)で建造していたINFINITE WISDOM向け、3万4000トン型ばら積み運搬船「DAIWAN ACE」の命名・引渡式を行った。

船は、名村造船所グループの函館どつくと共同開発した3万4000トン型ハンディサイズバルクキャリア「HIGH BULK 34E」シリーズの第2番船となる。

船は穀物、石炭、鉄製品、ログなどを運搬するバルクキャリアで、浅喫水船をコンセプトとし、高い推進性能と省燃費性能、積み高の極大化を追求した船型。名村造船所独自開発の「Namura flow Control Fin(NCF)」や「舵付きフィン」を装備し、推進性能向上とともに、燃料消費量の低減を図っている。

貨物艙は全てセミボックス形状で、広い艙口を持ち、5ホールド/5ハッチ。デッキ上にログ積みを行うため、上甲板に固定式及び起倒式のスタンションを装備する。各ハッチカバー間の船体中心線上に4基のデッキクレーンを装備しており、荷役設備が無い港湾でも荷役作業が可能。

バラスト水管理条約発効に先立ち、バラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水の水質を制御することで海洋環境保護に配慮している。バラストタンク新塗装性能基準(IMO PSPC-WBT規則)を適用し、バラストタンクの腐食防止を図って、船舶の安全性を高めている。

主機関、発電機関は海洋汚染防止条約(MARPOL条約)によるNOx排出規制(Tier2)に適合した機種を採用している。

船は、式典の後、米国ロングビュー港に向けて処女航海の途についた。

《レスポンス編集部》

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