フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンとIBMは3月25日、IBMが持つ「ビッグデータ」を活用し、顧客に役立つコネクティビティサービスを提供する計画を発表した。
ビッグデータとは、その名の通り、巨大なデータ群を指す。IBMによると、ICタグなどのセンサー、ソーシャルメディアの投稿、オンライン購入の処理レコード、携帯電話のGPS信号など、毎日生成される2.5EB(エクサバイト)もの様々な大量データを意味するという。
今回、PSAプジョーシトロエンは、IBMとの協力を発表。自動車、携帯電話、交通信号などから得た膨大なデータを分析し、リアルタイムでドライバーや乗員に有益な情報として提供するサービスの開発に乗り出す。
PSAプジョーシトロエンの車両およびコネクテッドサービス事業部門、Brigitte Courtehouxディレクターは、「IBMとの革新的なコラボレーションが、ドライバーと乗員に今までにない不可欠なサービスを提供できるだろう」とコメント。
IBMのグローバル自動車事業部門、Dirk Wollschlager部長は、「PSAプジョーシトロエンの新しい挑戦に、IBMが最高のサポートを行えることを誇りに思う。PSAプジョーシトロエンが選んだこの技術は、ドライバーや乗員が望むサービスを提供することを可能にする」と述べている。