米国の自動車最大手、GMは3月13日、米国ミシガン州のウォーレンテクニカルセンターにおいて、新たな風洞実験施設の起工式を行った。
この風洞実験施設は、GM車のエアロダイナミクス性能をさらに高める目的で建設されるもの。GMは施設の建設に、3000万ドル(約30億円)を投じる。
新しい風洞実験施設では、より実際の走行シーンに近い風を送り出すことが可能。また、実物大のテスト車両では25%、縮小されたスケールモデルでは50%、テスト能力を高めている。
GMは車両のエアロダイナミクス性能を引き上げることで、燃費性能を向上させ、CO2排出量の削減を目指す。
3月13日、ウォーレンテクニカルセンター内で実施された起工式には、GMとウォーレン市の関係者が出席。工事の無事を祈願している。