【ATTT14】ナビタイムがBluetooth連携による「ミラーナビ」を開発

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ナビタイムが参考出展した「ミラーナビ」
  • ナビタイムが参考出展した「ミラーナビ」
  • 表示する内容は、方面ガイドや目的地までの距離等が中心
  • スマートフォントはBluetoothで接続されるので、乗車時は自動接続される
  • ナビタイムのコンテンツが採用されたAudiコネクト搭載のアウディA3
  • Audiコネクトに提供したコンテンツ例。駐車場の満空情報

4月12日~14日の期間中に東京ビッグサイトで開催された「第5回国際自動車通信技術展」において、ナビタイムはルームミラー内に組み込んだディスプレイ上にナビ情報を映し出す「ミラーナビ」を参考出品した。発売時期や価格は未定。

ルームミラー内にディスプレイを用意し、バックモニターやアラウンドモニターとして使う例は軽乗用車を中心に広がりを見せていたが、カーナビ情報を映し出すのは初となる。映し出されるカーナビ情報は、詳細な地図情報を表示するのではなく、主として進行方向や目的地までの距離をガイドする。つまり、必要最低限の情報で目的地までをガイドすることを主眼としており、そのスタイルは矢印を使ってガイドする「ターンbyターン」方式のカーナビに近い。

ナビ情報はBluetooth接続されたスマートフォンから取得するが、この方法で詳細な案内を行うとどうしてもタイムラグは避けられない。そこで、表示する情報必要最低限に抑え、そのラグを感じさせなくしたというわけだ。ナビアプリはナビタイムの「カーナビタイムforスマートフォン」を推奨している。

このシステムについて、ナビタイムジャパン 事業開発部の佐藤耕一氏は「少ない視線移動で目的地までのおおよその情報が得られるメリットがある」と話す。使い方として考えられるのは、スマートフォンで目的地を設定し、Bluetoothで「ミラーナビ」と接続。スマートフォンをダッシュボードに設置しなくてもいいため、途中でクルマから離れてもいちいちスマートフォンを設置し直すといった手間がない。ダッシュボード上にスマートフォンを置き忘れるといった心配もなくなる。

ただ、表示をルームミラーで行うため、ルーフが高いハイト系の車両だと目線はかなり上になってしまう。佐藤氏によれば「だからこそ表示する情報は最低限にとどめ、安全に配慮した。ミラー自体はデイズなどに採用されたものと共通」と解説した。

その他、ナビタイムはコンテンツを提供した事例として「Audiコネクト」を会場内に出展。ボディカラーが真っ赤だっただけに注目度も抜群。ナビタイムが得意としてきた駐車場の満空情報や天気予報、ガソリンの価格情報などの情報が表示されると、その下には「NAVITIME」のロゴマークが表示されるなど、提供先でもナビタイムのPRが知られるよう配慮したという。なお、ナビタイムはBMWジャパンが展開する「BMWコネクテッド」のプレミアムプランにも同様コンテンツを提供している。

《会田肇》

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