相鉄、4月27日ダイヤ改正で「特急」導入

鉄道 企業動向
改正ダイヤによる列車種別と停車駅、所要時間。新たに特急が運行を開始し、いずみ野線でも速達運行が実施される。
  • 改正ダイヤによる列車種別と停車駅、所要時間。新たに特急が運行を開始し、いずみ野線でも速達運行が実施される。
  • 現行ダイヤ(左)と改正ダイヤ(右)の運行パターン(平日)。日中は急行をなくし特急を運行する形になる。快速の運行区間も日中のみいずみ野線系統から本線系統に変わる。

相模鉄道(相鉄)は3月10日、日中の時間帯を中心としたダイヤ改正を4月27日に実施すると発表した。新しい列車種別「特急」を導入する。

特急は日中の10~16時台、本線系統の横浜~海老名間といずみ野線系統の横浜~湘南台間で1時間あたり各2本運行する。途中停車駅は本線系統が二俣川・大和各駅、いずみ野線系統が二俣川・いずみ野各駅で、横浜~海老名間を26分、横浜~湘南台間を24分で結ぶ。急行は日中の運行を取りやめ、朝夕ラッシュ時を中心とした運行となる。

現在はいずみ野線系統の横浜~湘南台間で運行されている快速は、日中10~16時台の運行区間を本線系統の横浜~海老名間に変更。1時間あたりの運行本数は現行の平日3本・休日2本から平日・休日ともに4本とし、1~2本増える。途中停車駅は横浜~二俣川間が現行ダイヤと同じ星川・鶴ヶ峰各駅で、二俣川~海老名間は全ての駅に停車する。

二俣川~平沼橋間では所要時間を短縮する。現行の日中ダイヤでは、快速が星川駅で各停と接続を取るため、後続の急行の所要時間が延びているが、この接続をなくして急行の二俣川~横浜間の所要時間を最大で約1分30秒短縮。各停の二俣川~平沼橋間の所要時間も最大で約3分短縮される。また、瀬谷駅周辺の工事完了により運転速度の制限がなくなることから、瀬谷駅を通る列車の所要時間も約1分短縮される。

このほか、平日に二俣川6時30分発の湘南台行き各停を増発。土休日は海老名6時24分発の横浜行き各停を急行に変更するほか、湘南台6時27分発の二俣川行き各停を横浜行きに変更する。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集