3月6日から行われた「ジャパンインターナショナルボートショー2014」で、浜口ウレタンは、硬質ウレタンを充填して穴が開いても沈まない水難救助用のウレタンボートを出展した。
ウレタンボートは、同社が開発した水を吸わない硬質ウレタンをボートの底部や側面部に注入したもの。ボート全体が衝撃に強く、へこまない浮力材となり、破れたり穴が開いたりしても沈まない。これにプロペラのないジェット船外機をセットすることで、不意の浮遊物でも巻き込まず乗り越えて走行することができ、人に近づいても安全なレスキュー艇となっている。
このウレタンを使用した津波対策用の救命胴衣「フローティングプロテクター」も展示。東日本大震災の教訓を生かしたというもので、耐衝撃性に優れ、一般救命胴衣の4倍以上の浮力を持つ。数名の大人が水の中でつかまっても安全だという。
また同社が日本発売元として、ニュージーランドの水陸両用救助艇「SEALEGS(シーレッグス)」を出展。前に1つ、後ろに2つの可倒式車輪を装備して、陸から海又は海から陸へと自走できる。