6日午前8時30分ごろ、北海道標茶町内の国道243号で、乗用車やトラックなど車両5台が関係する多重衝突事故が発生した。この事故で1人が負傷。事故当時は激しい地吹雪で、視界がまったくない「ホワイトアウト」の状態だったという。
北海道警・弟子屈署によると、現場は標茶町虹別付近で片側1車線の直線区間。激しい地吹雪で視界を失った乗用車が停車したところ、後ろから進行してきたトラックが追突しそうになって急停止。さらに後ろから進行してきたトラックと乗用車2台が次々に追突し、車両5台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で車両5台が中破。トラックを運転していた50歳代の男性1人が打撲などの軽傷。他車の乗員にケガはなかった。
事故当時、現場付近は発達した低気圧の影響によって激しい地吹雪となっており、吹きつける雪で視界が完全失われてしまう「ホワイトアウト」の状態だった。警察では停止している車両に気づくのが遅れ、玉突きになったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。