ロッキード・マーチンは3月6日、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のデルタIVヘビーロケット用のブースターがケープカナベラル空軍ステーションに到着することで、オリオン宇宙船の最初のテスト飛行にさらに一歩近づいたことを発表した。
このロケットは今年中に行われるオリオンの探求飛行テスト‐1の準備の為に、テストとULAの水平統合施設におけるプロセスが実施されることとなる。
技術者達は、ロケットが製造されたアラバマ州ディケーターに所在するULAの施設から、8日間をかけてフロリダに輸送を行った「デルタ・マリナー」と呼ばれる特別にデザインされた輸送車両からブースターを取り外した。
オリオンのテスト飛行の間、この乗務員を乗せていない宇宙船はデルタIVヘビーロケットによって打ち上げられ、周回低軌道を越える3600マイルを旅する。そして同日、オリオンは約2万マイルのスピードで地球に帰還し、太平洋に着水することとなる。