1日午前1時45分ごろ、茨城県ひたちなか市内の県道を横断していたとみられる男性がクルマ2台にはねられて死亡する事故が起きた。2台とも現場から逃走したが、いずれのクルマも後に現場へ戻っており、警察は運転者からひき逃げ容疑で事情を聞いている。
茨城県警・ひたちなか西署によると、現場はひたちなか市勝田本町付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。53歳の男性は徒歩で横断していたとみられるが、進行してきた軽乗用車にはねられ、対向車線側へ弾き飛ばされたところ、別の乗用車にもはねられた。
男性は全身強打でまもなく死亡。事故に関与したクルマは2台とも現場から走り去っており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、最初に男性をはねた軽乗用車を運転していた20歳女性と、次にはねた乗用車を運転していた45歳の男性はいずれも後に現場へ戻り、居合わせた署員に事故へ関与したことを申告している。
警察では2人から自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で事情を聞いているが、最初にはねた女性は「気が動転してそのまま走り去った」、次にはねた男性は「人ではないと思ったが、帰になったので戻ってきた」などと供述しているようだ。
警察では2人からさらに事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。