GPM主衛星、雨雲スキャンレーダーへの電源を投入して起動

宇宙 テクノロジー

2月28日にH-IIAロケット23号機で打ち上げられたGPM主衛星に搭載している雨雲スキャンレーダ(DPR)に電源が投入され、起動した。

GPM主衛星のハイゲイン・アンテナは3月1日、データ中継衛星システム(TDRSS)を通じて地上との通信を開始した。TDRSSを通じることで、GPM主衛星の観測データは、3時間以内で取得できるようになる。

3月2日9時43分、DPRの電源をオンにし、起動開始が確認された。

運用管制チームは3月3日、GPM主衛星の制御を行うために必要な推進システムの起動、初期化を行っている。GPM主衛星には、前方に4つ、後方に8つのスラスタ(推進器)が搭載されている。軌道上では、人工衛星を適切な温度に保つための姿勢制御と高度が下がった時の軌道制御を行うため、推進システムを使用する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集