JR四国、8000系方転列車の乗車ツアーを実施

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特急『いしづち』などで運用されている8000系電車。3月ダイヤ改正に伴い編成の方向転換を行うことになったのを機に、方転列車の乗車ツアーが企画された。
  • 特急『いしづち』などで運用されている8000系電車。3月ダイヤ改正に伴い編成の方向転換を行うことになったのを機に、方転列車の乗車ツアーが企画された。
  • 瀬戸大橋線と予讃線の分岐点にあるデルタ線。ここを走行することで編成の向きを変えることができる。

JR四国は3月14日、8000系車両の方向転換(方転)列車に乗車するツアーを日本旅行の企画募集旅行として実施する。

現在の旅客用鉄道車両の多くは編成の両端に運転台を備えており、通常は編成の向きを変える必要がない。運用上の都合で方転を行う場合、転車台(ターンテーブル)を使用したり、あるいは自動車と同様、三角形を描くように前進と後進を繰り返して方転を行う。後者で方転を行う場合は、三角形の配置になっている線路(デルタ線)を走らせる必要がある。

JR四国では3月15日ダイヤ改正に伴い8000系編成の方転を実施することから、ツアーでは前日の日中、本四備讃線(瀬戸大橋線)と予讃線の分岐点にある宇多津駅(香川県宇多津町)北東方のデルタ線を走る方転列車に乗車する。方転列車は通常、回送列車として運転されることが多く、お客を乗せて走るのは珍しい。

運行区間と時刻は高松9時11分発~茶屋町10時35分着・10時49分発~宇多津11時16分着・11時24分発~高松11時42分着・12時44分発~多度津13時25分着。多度津駅に到着後は多度津工場(多度津町)で保存されているキハ65形気動車のヘッドマーク交換撮影会を行う。

旅行代金は大人4900円・子供3900円。2月21日15時から日本旅行などで発売される。

《草町義和》

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