ZMPは、欧州車向けOEM製品の開発に適した独・テレモーティブ社高性能車載ネットワークデータロガー「blue PiraT2」とカメラをセットとした「blue PiraT2 Professional Package」の販売を開始した。
blue PiraT2は、自動車業界向けに設計・最適化されたデータロガーで、MOST・CAN・LIN・FlexRay・Ethernet など、すべての車載LAN規格のデータの監視と正確な記録が可能。マルチメディア入力に対応しており、動画4ch+音声1ch(オプションリモコン利用時)のデータを車載LANのデータと同時に取得することができる。
本パッケージには、データロガー本体と車内外の様子を撮影するカメラ2式、任意のタイミングでトリガーと音声入力が可能なリモコンおよび、車両の挙動を計測する9軸モーションセンサが含まれる。
例えば、ドライバーの運転操作やインパネの表示画面の映像とCANデータを同期して取得しておくことで、ドライバーの誤操作なのか、インパネの表示情報の不具合なのか、ECU の不具合なのかを特定することに役立つ。また、前方の車両や歩行者の様子など、車外の映像とCANおよびモーションセンサによる運転データを組み合わせることで、車線逸脱防止や衝突回避、オートクルーズコントロール機能の評価につながるデータ収集に活用できる。
価格は280万円(税別)で、2月10日より受注を開始する。