ニールセンは2月3日、全世界の広告費を調査する「Global AdView Pulse」の2013年第3四半期(7-9月)版の結果を発表した。
それによると、広告費は世界全体で緩やかな増加を続け、2013年第3四半期は前年比で3.2%、2013年1月-9月期累計でも3.2%増加していることがわかった。
媒体別では、オンライン・ディスプレイ広告が、年初から第3四半期までに前年同期比32%超の増加。一方、テレビ広告費も4.3%増加し、広告費全体の57.6%という圧倒的なシェアを保ち続けている。
また産業別では、最も高い伸び率を記録したのは鉱業・農業・不動産・サービス業と、一般消費財(FMCG)のカテゴリーだった。自動車産業は世界全体で広告費が縮小され、今四半期までの累計で前年比1.9%減。中でも欧州では11.2%の減少と縮小幅が一段と大きくなっているが、アジア太平洋においても自動車産業の広告費は6.8%減少している。