ダイハツ工業が1月30日に発表した2014年3月期の第3四半期(4-12月期)業績は、軽自動車販売の好調などにより、連結営業利益は前年同期比2.7%増の959億円となった。
第3四半期累計としては前年に続いて2期連続での最高更新となった。軽自動車の販売は同2%増の47万7000台で、シェアトップを維持した。純利益は、インドネシア子会社の業績好調による少数株主への利益配分が増加したため、10%減の512億円と減益だった。
通期の業績予想は、昨年10時点を据え置き、営業利益は3.0%増の1370億円としている。それでも4期連続の最高益更新となる。東京で会見した入江誠上級執行役員は、「消費税引き上げによる駆け込み需要は予想に織り込んでいない」としており、今後の販売動向によって上振れする可能性もある。